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トライブインはねやま
大分県玖珠郡九重町右田2005(Google MAP)
TEL: 0973-76-3077
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愛され食堂との出会い
私は、ちゃんぽんが苦手だ。(いきなりぶっこみ?汗)
九重町の国道210号線沿い、数年前まで看板もなかったような…。でも昼時には車がたくさん停まっている。
ちゃんぽんが美味しいらしい、そんな話は以前から聞いていました。
でもね、ちゃんぽん苦手なんですもん。(たまにいるよね?)
「とり天も美味しいらしいよ!」
とり天かぁ…。
そんなこんなで数年前から「美味しい」と評判の店であることは知っていました。でもね、行く気はしなかったんですよね。(大変失礼…なに言ってんだコイツ。汗)
夏の終わりの昼メシ時を過ぎたランチ難民として、そして…むしろ後述する大きな理由・目的を達するため、いざ入店。
このリズムと空間が居心地良い
「空いてる席にどうぞー」
店内に響き渡る声とともに空席を探す。遅い時間帯なのに結構埋まっている。ひとりだけどいいかな…と思いつつテーブル席に着席。
ペコペコだ、ガッといきたい!
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ちゃんぽん、とり天、ホルモン。それらを無視して「スタミナ定食で。」って…(初来店でまさかの3推しをスルー!)
待っている間、店内を観察していた。お客さんは作業着やスーツなど仕事の合間の昼食であろう方がほとんど。みなさん特にガヤガヤ話すわけでもなく、スマホを見たりテレビを見たり、じっと待っている。
カウンター上に大きな張り紙。
クレームが多いのか?いや、何だか意図がありそうな気がする!
テレビをぼんやりみていたら「スタミナ定食」がやってきた。腹ペコのこの瞬間に欲していた見た目。
メインもそうだが、メシ(ライスね)もうまい。メシがうまい店ってだいたいアタリよね?
ガッとサッと食べ終わり、ちょっとこちらの奥さまにお話があったので、話せそうなタイミングを見計らって会計を。
「え!!!!」
超個人的ですが、こちらの奥様と私の間にまさかの関係性が発覚。びっくりし過ぎて舞い上がってしまいました。(忙しいな)
その件は本題と関係ないので後述します。(ムダに引っ張るな笑)
本題に戻って、初めて訪れたのに居心地良く感じた。
観察していると、スッと入店してサッと注文してじっと待ってガッと食べて会計する。そんなお客さんがほとんど。急ぐわけでもなく、ムダにゆったりしているわけでもなく、ただただ昼メシを食べる目的のためにという感じ。お店の方もムダなくササーッと対応をこなす。
都市部のランチタイムであれば当たり前の光景かもしれないけれど、静かな田舎ですよ。田舎の飲食店だと“ふれあいを楽しむ”だとかそんなイメージもありますが、それを叶えるのはここでは難しいのか。
店内の雰囲気は“ドライブイン”らしい、昭和を感じさせる造り。’83生まれの昭和〜平成初期に子ども時代を満喫した私にとって「あー、子どものとき家族で遠くへ出かけたらこんな店でご飯食べたことあるな。」となんとなく小さかった頃の記憶から懐かしさを感じる。
そして翌々日、再び訪れた。
今回は、写真なし(なにやってんの?)ですが「もつなべちゃんぽん」を。
前回訪れた際に「もっちゃんでーす!」とオーダーを通す声に反応。なんだ?“もっちゃん”って?
気になってメニューを確認し、次はこれを食べようと決めていた。
ちゃんぽんだけど…(イケるのか?)
子どもの頃、とにかく実家のちゃんぽんが嫌いだった。もちろんベースはスーパーで売ってるタイプのものですが、自分だけ特別メニューを懇願するほど絶対に食べたくなかったちゃんぽん。以来、わざわざ店で食べるなんてありえないと思っていた。
食わず嫌いって損ですね、めちゃくちゃうまい!保険をかけて“もつなべver.”をオーダーしましたが、ナニコレこんなおいしいかったの!?
この出来たてアツアツの状態でガッと食べるのがさらにもう、ファンです。(※画像なし)
知っている人は知っている、お持ち帰りちゃんぽん「鍋ちゃん」
↓ドライブインはねやまInstagram投稿より
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①鍋かかえてはねやまへ
↓
②鍋にバーンっと
ちゃんぽんセット投入
↓
③おうちへGO🏠
↓
④ちょちょいと煮込む(5分くらい)
↓
⑤アツアツちゃんぽんサイコー!!
と、こんな感じでお持ち帰りしていただければと☺︎
鍋を持っていけば、晩ご飯の材料を用意してくれるサービスのありがたさ。店主の宿利(しくり)さんによると、過熱前の野菜のボリュームが多いので、なるべく大きい鍋を持ってきてもらったほうが良いとのこと。
これからの季節、我が家もたくさんお世話になると思います。
宿利さん:
「でもまぁ、店で食べてもらったほうが圧倒的にウマいけどね!」
そりゃそうだ。
なにを食べてもウマイね
そして翌日も再びお店へ。
今回は人気メニューのひとつ「ホルモン定食」
もちろん美味しいですよね、間違いない。
仕事の合間やトラックドライバーさんなどのランチ利用が多いようですが、福岡から来た大学生グループも。
このボリュームは嬉しいですよね。
この日は、取材撮影を兼ねて11時のオープン前に訪問。オープンと同時に続々とお客さんが入店し、12時前の時点で“待ち”が発生していました。やっぱり人気店ですね。
同時に慌ただしさを増す厨房。
それでも忙しなく感じず、淡々と黙々とテキパキと注文をこなす。
冒頭で紹介した張り紙の「お時間いただきます事〜」については、個人的にはあまり感じませんでした。これだけランチタイムも忙しいですし、ボリュームメニューですし、熱々を提供していただけますし。多少お時間がかかったとしても、期待通りのメニューですから配膳を待つ楽しみでもあります。
例えば、スタッフさんの数が多かったり、店内の設備・環境を最新にしたりすれば、より快適に過ごせるのでしょうけど。それはこのお店に求めてはいけない。店内の雰囲気や注文をこなす姿、わかりやすいメニュー展開。できるだけ“このまま”あり続けてほしいなと、個人的には感じます。
おわりに
店内での飲食だけでなく、「鍋ちゃん」はじめお持ち帰りメニューもあり。ぜひお店で食べて、おうちでも“ドライブインはねやま”の味をお楽しんでみてはいかがでしょうか。
それと…何かしら新たな商品開発も?この件は、またあらためて。
そうそう、冒頭で書きました今回お店を訪れた大きな目的と理由。
この度、玖珠・九重のフリーペーパー「in KUSU.」を創刊するにあたり、玖珠町がホームである私は、お隣の九重町の掲載店候補にあまりツテがなく…
両町を跨いだ新たな媒体ですから、どうしても九重町からどこかに掲載をお願いさせていただきたかった。そこで紹介いただいたのが「ドライブインはねやま」さん。噂で?こちらの奥様が私の地元・宮崎県都城市の出身と伺っており、勝手に親近感を感じていた次第です。(お店に行った事なかったくせに…)
同じ九州内といえど、めちゃめちゃ遠い。そんな遠い地元から同じエリアに移り住んでいる方がいる。たぶん同郷というだけで知り合いではないでしょうけど、同郷つながりってだけで近くなったりすることも。九重町からの掲載1軒目をぜひお願いしたかったため、伺わせていただきました。
奥様に突然のご挨拶の上、実は同郷らしいですって話をもちかけましたら。なんと!小学生の時の同級生のお姉さんでした。私の地元は、宮崎県都城市の端っこの、例によらず今では過疎化著しい小さな地域。平成の大合併で都城市となった小さな町のそのまた小さな地域です。
遠く離れた小さな町で生まれて、この地域へ移り住んだ同志として親近感さらに増大。(一方的に)
数年間、こんな近くにこんな方がいらっしゃったなんて…そんな超個人的余談が生まれた名店です。