お菓子の家えいらく|くすぷりん

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お菓子の家 えいらく
大分県玖珠郡玖珠町塚脇317-7(google map)
TEL 0973-72-0211
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3度おいしいなめらかプリン

ちいさな牛乳瓶のような容器にはいった、お菓子の家 えいらくの“くすぷりん”。

ごく一般的なプリンと違い、3つの層を見ることができる。ラインナップは、コーヒー・いちご・プレーンの3種類。

シンプルながら、見た目でなく味わいの異なる3層は特別なもの。上から濃厚なクリーム層、次にあっさりプリン層、そしてカラメル層。食感は終始なめらか。

このプリンの3層には、特別な仕掛けを施しているわけではなく、原材料によるもの。

まずメインの材料となる生乳は、玖珠の酪農家「重見ファーム」さんから搾りたてを直送して使用。

一般的な牛乳とは違う“無殺菌ノンホモ牛乳”。

“ノンホモ牛乳”とは、搾りたての何も手を加えていない生乳のこと。重見ファームさんの乳牛は自然の中でのびのび育てているのでストレスがなく、ふくよかな味わいと自然な甘さのミルクを提供してくれるそう。

あわせて、玖珠の地卵を使用。

おいしく、体にやさしい、そして地産へのこだわり。

このプリンが誕生したきっかけは、牛乳の消費が下がる傾向にあるなかで「何か力になりたい」と店主の酪農家への思いから。

丁寧に飼育された乳牛から提供できる生乳は、栄養価が高く、質も高い。

無殺菌の生乳は乳酸菌やタンパク質も豊富であり、とても良いものではあるが商品開発には試行錯誤が必要。

そうしてうまれた“くすぷりん”は、他のプリンとは異なるおいしさ。

材料を混ぜ合わせて容器となる瓶に注ぐ。

シンプルな製法ながらなぜ3層のプリンに仕上がるのか。

そのあとは蒸して加熱。

すると3層のプリンが完成。

重見ファームさんの生乳を使用することとなった経緯

元々、重見ファームさんと永楽さんは高校の同級生。

10年以上前、たまたまお会いしてお話をしている中で「余った生乳はいろんな事情があって捨てている…」という話が。

それを聞き、重見ファームさんの酪農家としての姿勢・良さを知る永楽さんがなんとか活用したいと思ったのがきっかけ。質も飼育環境も良く、栄養価も高い。昨今の情勢により酪農業の不安も増えている。いろんな想いが重なり、生乳・牛乳をメインの材料とするプリンの新商品開発に動き出したそう。

無殺菌の生乳を直送でそのまま使用することは、幾分ハードルもある中、試行錯誤の末、許可を得て商品化となったようです。

そのおかげで栄養価が高く、ふくよかな味わいのどこにも同じものがないオリジナルプリンが完成。このプリンによって玖珠のPRにも繋がればという思いも開発の中にあるようです。

おわりに

ノンホモ生乳は、牛乳の苦手な方・牛乳でお腹を壊しやすい方にもおすすめとのこと。一般的な牛乳は生乳(搾りたてのもの)を加熱殺菌することにより商品化されたものですが、“くすぷりん”の無殺菌ノンホモ生乳は搾りたてを栄養価が高いまま使用しています。製造工程の最後に加熱処理が加わることで殺菌もされているので安心。

保存料や添加物も使用していないので日持ちは長くないですが、新鮮な味わいの特別なプリンです。

ぜひ一度味わっていただければその美味しさは実感できると思います。お土産にもおすすめですね。