少林寺拳法 玖珠道院|生涯学べる護身術で人を守り、活かす

Info

少林寺拳法 玖珠道院
大分県玖珠郡玖珠町塚脇359−1
TEL 0973-73-7725 / 090-8410-0767

思いのほか和やかな練習風景

武道のイメージから、厳しい練習風景のイメージしかない…。

今回、道場のあたらしいホームページを制作するにあたり写真素材の撮影依頼を受けましてお邪魔させていただきまいした。

私自身、空手や柔道など武道を習う・触れる機会がほぼありませんでしたので「ぜひ観に来てください」と道院長の穴井さんからお声をかけていただくまでは“道場”というところに足を踏み入れる機会もなかったかも。

道院長の穴井さんについては下記リンクからどうぞ。

オンラインマガジン|少林寺拳法公式サイト|vol-68-玖珠道院 道院長 穴井俊一

玖珠川沿いにある青い屋根の道場。

中に飾られている写真をみて、正直なところ「本格的だな…」と若干引き気味なビビりイメージ。

見学に訪れた道場でどうしたら良いかもわからず、緊張も。

そのまま入っていいのかな?一礼すべき?畳踏んでもいい?

密かな葛藤を抱えながら勝手に独り相撲。笑

生徒さんが続々入室してくると、自分が気を使いすぎていたのが笑えてくる。

入室時の一礼をしたら、子どもたちが思い思いに体を温めるじゃれあいタイム。

もっと張り詰めた雰囲気かと思っていたけど、子どもたちだもの。体を動かしすぎるぐらい元気。

いざ始まるとピッとした雰囲気に。ピリッとまではいかない。

聖句の唱和や座禅に始まり、気持ちを整える。

さっきまであんなにふざけ合っていた子どもたちがちゃんとやってる。

厳しく声をかけられたり、注意を受ける感じもなく、自ら行動をしている。

この子達は何を思ってどんな気持ちで道場に通っているのかすごく気になった。

黙々と型や動作を確認し、身体の動かしかたを整える。

うまくできなかったり、ちぐはぐな動きのこともあるけど、やってみようと積極的に動く姿や大人たちの声かけが観ていてほっこりするほど。

ここまで“厳しさ”という雰囲気はあまり感じられない。

ひと通り終わると、子どもたちのテンションが上がり始める雰囲気に。

こういうのって子どもたちにとってはワクワクするもの。

ただ闇雲に打つ・蹴るではなく、型の確認をしながら実践。

さらに防具を身につけ、バージョンアップ。(?)

これも少年心をくすぐるもの。

そしていよいよ対人形式のメニューへ。

気持ちが昂ってくるこのタイミングは怪我にも気をつけたい。

突く・蹴る・投げるというのはアニメや戦隊モノ、映画など、子どもたちにとっては非現実的なものですから少なからず憧れもある。むしろ強い憧れ。

でもこれはヒーローごっこではない。

型を通して“身を守る”、少林寺拳法は「護身術」

これが今回一番伝えたかったこと。

正義のための力をつけて、自信の裏付けを狙います。

強いぞと主張するのではなく、強さを備えているからこそ何事も自信を持った行動にうつせる。

恐れることなく、自信を持った行動と発言は良い将来に向けて大きな力にもなりますね。

もし、自信と力の履き違えがあれば、それはただの勘違い。

子どもの頃からそんな意識を経験し、身につけることができるのは素晴らしいこと。

「強くなってほしい」という思いで入門するお子さんたちの親御さんの気持ちもわかります。

パワーや戦法を身につけるというより、個人の“自信”を育てることに大きな影響を与えているようです。

唯一“厳しさ”が出るのは「気をつけろ」ということ。

怪我をする可能性がある、注意力が落ちている、そんな時に厳しい瞬間があります。

互いに組み手を行うときも、相手を意識して想う。

自信につながる強さだけでなく、優しさも育てます。

おわりに

ひと通り見学を終えた後、第1に“娘たちもぜひ通わせたい”とつよく思いました。

そんな願いも持って一度見学に同行させましたが、今までに観たこともない世界だったためか緊張に圧倒されてしまったよう…笑

こちらの道院では親子で通っている方もいらっしゃいます。

大人たちの職業も様々ですが、より実践的な役立つ護身術も身につけられそうです。

そうそう、冒頭に書いた武道イメージの厳しさはなく、和気あいあいとした雰囲気の2時間。

毎週火曜日・金曜日の19時から行なっております。

ぜひ見学からでもどうぞ。