Info
やまのうえのびわきゅう屋
大分県九重町田野1345-2(google map)
TEL 090-1164-5804
WEBSITE
Instagram
山の上で疲れをとる
九重町の夢大吊橋近くにある「やまのうえのびわきゅう屋」は、中西さん夫妻がひっそり営むリラクゼーション。
まだまだ暑かった9月の終わりごろ、はじめましてのご連絡をいただきお店を訪れることとなりました。
“びわきゅう”…?
「九重 びわきゅう」「やまのうえのびわきゅうや」…検索してもネット上の情報なし。(2022.9時点)
はじめましてならまだしも、今やネットで情報を知ることができないと初訪問もなかなかドキドキするもの。
大丈夫よね…?怪しくないよね…?
守備型の心構えで初訪問しましたら、物静かな中西さん。
はじめましての挨拶もそこそこに「さぁどうぞ」と、まずは体験してみてくださいとのことで少しだけ。
ほんの少しだけだったのですが、これはいい。
日頃の生活から無意識に疲れは溜まっているものの、それはごまかしごまかしのライフスタイルですから、無頓着に身体の疲れと向き合ったこともないのでこの体験はビックリしました。
完全に疲れがとれるというわけではないけれど、確実に心も体もリラックスできる。
不思議な温かさで体を温める“びわきゅう”とは何なのか。
“びわきゅう”とは
昔からある自然療法で、ビワの持つ効能ともぐさの熱線を調和したマッサージです。おきゅうと異なり、気持ちの良い熱加減で、カラダの奥深くまで温め、やさしく改善します。(WEBSITEより)
あてられている時は、何かの感覚に似ているなと感じておりましたが…なんだろう。
これらの道具を使い、もぐさの熱を通して「ビワ」の葉と種からとったエキスを身体に浸透させるもの。
熱すぎたり我慢したりそんなことは全然ありません。体勢を頻繁に変えたり動かしたりすることもほぼなく、じんわり温めてもらいます。
例えが難しいのですが、ちょうどいい温度のカイロをじわーっと押し当てるようなそんな感じ…かどうか。でも違うか。
温めている箇所はもちろん気持ちいいのですが、少し圧をかけてゆっくりマッサージをされている感じであててくれるので、身体の中が温まってきているのがわかります。温泉で体が温まる感覚と近いのですが、施術後のリラックスした感覚は全然違います。
腰が痛かったり、肩こりがキツかったり、症状に合わせて施術をしてくれます。それ以外に持病のある方にも。
中西さん夫妻が“びわきゅう”を始めたきっかけは、お二人それぞれの家族の病気がきっかけでした。
“びわきゅう屋”として九重で暮らす
長崎県出身のご主人と九重町出身の奥さま。
ご主人が20代前半の頃、唐津にいた祖母が受けていた“びわきゅう”に出会い、“びわきゅう”の良さを知りました。
もともと先の予定もなかったので、“びわきゅう”を身につけたいと思い、長崎から九重町へ定期的に訪れるようになりました。研修を受けたり、施術のお手伝いをしたりしながら過ごしていたときに奥さまと出会います。
奥さまのお母さまには持病があり、お手伝いで“びわきゅう”の施術で定期的に訪問。
ある時、ご主人自身がお母さまの施術を行うようになり、それをきっかけに…
(こういった馴れ初めをアレするのはなんだか恥ずかしいですね…笑)
そんなこんなで、結婚と移住。(急に〆た!笑)
気になる方はご本人から伺ってください笑
今では4人のお子さんたちと暮らしています。
そんな中西さん夫妻が営む「やまのうえのびわきゅう屋」は、“びわきゅう”を受けるだけでなく、人柄やお店の雰囲気からもリラックスを与えられているようにも感じます。
気軽に遊びに来て欲しい“やまのうえのびわきゅう屋”
お店はもともと車庫だった建物をセルフリノベーションした造り。
こういったサロン的なところでお子さま連れは難しい場合もありますが、お子さま連れでもゆっくり過ごしていただけるよう「NAKAYOSHI ROOM」もあります。
この施術ルームは入るだけでリラックスできるのでしょう。
実はこの日、ご夫妻のお知り合いの方が体験をされており、小さな男の子も一緒に来ていました。
この男の子、見覚えございますでしょうか?(前号 in KUSU. vol.003の表紙参照)
お母さんのところに行きたくて、くっつきたくて。施術ルームにIN。
現場で目の前に見た光景ですが、入った瞬間からトロトロ溶けていくようにゆったりし始めました。
中西さんご夫妻のお子さんたちも小さい時から“びわきゅう”を体験していることもあり、この気持ちよさが大好きなよう。
夜泣きが激しかったり、疲れていそうだったり、大人だけでなく子どもにも施術可能とのことです。
家族で一緒に体験してみるのも良さそうですね。